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ジェイソンと長男の狭間

ジェイソンとの生活が長くなるという事は、長男も成長するという事だ。オムツをして赤ちゃんだった長男は幼児へと成長していた。

しかし、私は実家に長男を預けることも多くあったため、私の父を"お父さん"と呼んでいた。

ユタカと長男の関係性は、特に変化なく過ぎていった。そのことが私を苦しめるようになっていった。長男は、3歳になり、一人の人格として日々成長していた。ということは、自分の生活の中にいる”ジェイソン”という存在が、何者であるか疑問になるのである。自分という存在、母という存在の私、そしていつもいるジェイソンという存在、自分を愛するでもなく、嫌悪するわけでもなく、一定の距離感を持ちながら日々同じ空気を吸う存在が、一体何であるのか?長男の中でどのような位置づけだったのか、いまだに不明だ。

ジェイソンは本来、生粋の大工で職人気質だったため、しばしば男尊女卑的な言動が見られた。そしてそれは徐々にエスカレートしていった。ただそれだけなら大したことはないのだろうが、私はそんなジェイソンが怖くなっていった。嫌われたくないし、長男のことも気になるし、私は、自分がどこにどんな顔をしていればいいのか分からなくなっていった。

ある朝、それは起こった。

日勤だった私は、身支度を整えていた。院内託児所に預けていた長男の支度をしながら、せわしく動き回っていた。すると、長男が泣きぐずり始めた。長男にしてみれば、お母さんと一緒にいたいという気持ちになっていたはずだ。それなのに、私は、洗濯物を干したり、食器を洗ったりと長男をかまってやれなかった。すると、まだ寝ていたジェイソンが、

「うるせぇ!」

と大声を上げた。私は、初めてのことにビビりまくった。長男も輪をかけて泣いた。でも、私はひるまずに言った。

「子供が泣くのは当たり前だよ。寝てないで起きればいいじゃん」

そういい捨て、長男を連れてい出勤した。一日中、自分がしたことと、ジェイソンの態度を繰り返し思い返していた。家に帰ってくると、ジェイソンの姿はなく、壁に大きな穴が開いていた。私が、自分のお金で借りている家の壁に平気で自分の怒りに任せて殴り、穴をあける男・・・ジェイソンはそんな男だったのだ。

愕然とし、長男と久しぶりの2人きりの夜、これでいいのか、これでよかったのか、私が好きになった男はこの程度なのか、結局、ケニーと大して変わらないのか、様々なことを考えていた。

数日ジェイソンとは音信不通だったが、何事もなかったかのようにジェイソンはまた家に来た。

「これどうするの?」

「別に。直すし」

謝罪の言葉どころか、開き直るどころか、いつものジェイソンだった。そして、さすがは大工、あっという間に壁の穴を塞いだ。でも私の心の穴は、そのままだった。

子供を育てたことがないから、怒鳴るのか。眠いから怒鳴るのか。どちらにしても最低な答えだ。怒鳴ることでしか表現できない人間だったのだ。

ジェイソンに対する愛情は、だいぶ薄れてしまったように思ったが、SEXをするとその思いも違うように思えた。

やっぱり好き・・・でもまた怒鳴るのかな・・・隣で眠っている長男のことを思うと、私は長男とジェイソンの狭間をウロウロ浮遊しているように思えたのである。

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