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ある女性との関わり

彼女は、難病を患い、全身が浮腫み、寝返りすら自力でできなくなっていた。そして、手術の縫い目が裂け、そこから体液が絶え間なくガーゼに滲み出ていた。

彼女は大柄だったので、入浴介助もオムツ交換も、困難を極めた。

入院が長くなってくると、全身状態も徐々に悪化してきて、意識が朦朧とするようになっていった。


私が彼女に提供できる心地よさは何か?

私は、陰部洗浄を徹底的にやることを考えた。朝一のオムツ交換時に、必ず行なっていたが、陰部自体も浮腫み、なかなか丁寧に洗浄する事は難しかったのだ。彼女の体から漂う匂いは、まして、陰部ともなると、凄まじい。女性特有の帯下もあり、尿や便で汚染されるオムツは、蒸れて余計に悪臭を放つのだった。


女性が寝たきりになって、床上排泄をしなければならなくなった時、陰部洗浄をしてもらう事は、何よりも羞恥心を煽る。しかし、何よりも心地いいのである。なぜなら、一番汚染されやすい部位だからだ。その部位を清潔に保つ事は、全身を清潔に保つ事と同レベルの爽快感だと私は考えている。

普段、ビデでヴァギナを洗浄したり、清浄綿で清拭したりして得る、爽快感がそれに相応する。生理の時に、洗浄して得るあの爽快感、それは、生理用品で蒸れながら、仕事をしなければならない時に、束の間の爽快感を味わう事ができるという事なのだろう。

しかし、それを誰かにやってもらうという事は、この上ない羞恥心を味わい、もしかしたら屈辱的な行為と言っても過言ではない。相当な親密な仲であっても、なかなか陰部洗浄をしてもらう仲にはなれない。要するに、信頼関係以上の"委ねる"という思いがないと、その関係は成立しないのではないだろうか。

女性が股間を開き、ヴァギナを露呈するという事は、そういう意味合いを持つのだ。自分の一番大切なヴァギナ、自分自身でも間近に見る事が困難なヴァギナ、自分の大切な子供をこの世に産み出してきたヴァギナ、自分の愛する人を受け入れてきたヴァギナ…


彼女は、朦朧とする意識の中、時々、クリアになり、言葉を発した。それは、痛みに対してだった。体の向きを変えたり、オムツを交換したり、全身が浮腫み、余分な水分を排泄できない彼女にとってそれは苦痛以外の何物でもなかったに違いない。

入院後、私は、彼女のキャラクターや娘たちの意向を観察し、側に寄り添ってきた。私は、生きながらに腐敗していく彼女の体そのものが、ある時から、彼女の意志と無関係にうごめくナマモノになっていくのを感じた。そして、病状の進行に伴い、そのナマモノは、彼女を飲み込もうとしているようだった。


ある日、私は朦朧とする意識の中にある彼女に、声をかけた。

お股をきれいにしましょうね。

一瞬、彼女の表情が戸惑ったように見えたが、私の顔を認識すると、弱々しく頷いた。

陰部全体が浮腫み、両大腿部も浮腫み、陰唇も膨れ上がっていた。お湯でゆっくり洗い流し、溜まった垢を落とす。力加減を間違うと、一瞬で浮腫んだ皮膚は破れてしまう。人の体はこんなにも水分を含むと、まるで別物になってしまうんだなぁ、と思いながら私は悲しさも覚えた。彼女の顔を見ると、朦朧とする意識の中で、それでも初めはどこか緊張していたが、少しずつ力が解放されているのを感じた。普段のケアでは届かない部分まで洗い流し、尿や便も帯下も垢も、全て洗い流した。そして、細心の注意を払い、水分を拭き取り、新しいオムツを当てた。

終わりましたよ、お疲れ様でした。

耳元で声をかけると、彼女の目から涙が流れ、少し口元が緩んだ。

その2日後、静かに眠るように彼女は亡くなった。

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